断捨離のために〜ティム・ガンの教え〜
断捨離を進めるために骨格診断をしてみました。ストレート(自己診断)
しかし、なんとなくでいろんなタイプの服を購入してきていて、完全なファッション迷子を自負できます。
最悪似合っていなくても真似できなくても、あれがあの人のスタイルといえるものを持っている人に憧れます。
服のテイストに限らず「自分はこれが好き」とハッキリ言えることってあまりないなぁと気付きました。
何に対しても「これキライ」って言うのは簡単なんだけどな。
好きじゃないもの、心が安らげないものを除外していって、残ったものが好きなものでいいのかな
そもそも夫からも母親からも「センスがない、ダサい」と一刀両断されてきているため、自分の選ぶものに自信が持てません。
そこでまずはファッションの知識を得るためにこちらを購入してみました。
目次
Chapter1.自分を知る
大事なのは「クオリティ(質)、テイスト(雰囲気)、スタイル(美しい型)」
自分がどのようなファッションに惹かれているかをよく考え、そこに自分自身をイメージしながら身長に見極める。
具体的に形にすることがとても大事だと書かれています。
私のように服のイメージや自分自身を頭の中で描けない、もちろん絵にも描けない場合は、実際に着てみることが大事ということですね。
試着はもちろん、手持ちの服も、です。
この試着では、上下の服のバランスやシルエット、生地、アクセサリーのタイプ、購入するお店やTPOなど、骨格診断で提案されているのと同じような項目のチェックが推奨されています。
そして、自分でイメージし作り上げた姿形から、周囲の人たちへの自分の人となりのようなセルフイメージを伝える手段にもなり得ると。
たしかに野暮ったい印象の人は野暮ったい存在に感じてしまいますし、近寄りがたいイメージを与えられてしまう方もいます。私自身もかな?
Chapter2.もっとも大事な、サイズの問題
既製品のサイズ表記を基準にするのではなく、自分にフィットするものをきちんと選んで着ること。
メーカーやデザイナー、時代によってもサイズは違っていることを知っていれば、私のサイズは◯号だからと試着もしないで買うことはなくなりますね。
靴はけっこうメーカーごとに幅や縫い方などに違いがあるので、必ず履いてから買おうと思うけれど、服はなんとなくの見た目の印象と丈を体にあてるくらいで買ってしまうところがあります。
このなんとなく、を生活の中で無くしていくことが何においても大事なんでしょうねぇ
面倒くさがりにはなんと高いハードルなんでしょう。
Chapter3.クローゼットのあるべき姿
クローゼットとはつまるところ、”過去になろうと努力したけれど結局なることをやめてしまったさまざまな自分”を一堂に集めたカタログと言えるでしょう。
そこには自分の長所や短所、今の自分、過去の自分、未来の自分がごちゃまぜに詰まっています。
たしかにクローゼットどころか家の中のいたるところにまでたくさんの服があるのに、着る服が見つけられない時の悲しさとやるせなさと言ったらありません。
手持ちの服を自分の理想とするイメージに近づけるには、やはり断捨離が必要になるのです。
ティム・ガンも「着た時にハッピーになれるものを探す」という過程は、「自分らしさ」を追求することにつながると説いています。
そして、選び続けて残った愛する服の共通点を見つけることで、自分らしさを見出すことができると。
そのために、偉大な哲学者キルケゴールの教えが役立つと教えてくれています。
それは、人生においては「あれかこれかを選ばなくてないけない」ということです。
本当に人生は選択の連続ですよね、選ばないということでさえ選択しなくてはいけないんですから。
Chapter4.ファッションメンターを探せ!
流行りのものをコスプレするのではなく、自分なりのスタイルと個性を持つファッションメンターを見つけて研究することで自分自身を磨くことができる。
ウェブ検索必須かと思われますが、ここでは10タイプのスタイルが紹介されています。
- シックなフランス女性(カリーヌ・ロワトフェルドなど)
スタイリッシュでエッジのある装いを得意とする。
定番スタイルは、膝丈の黒いスカートとトレンチコート
- 男を惑わすセイレーン的な女性(アンジェリーナ・ジョリーなど)
セクシーさだけでなく、どうにもあらがいがたい「何か」を備えている。
自分の身体をコントロールし、露出度を自分で選ぶのがカギ
- マスキュリン・フェミニン(ココ・シャネルなど)
メンズウェアが発するシグナルと、それをまとう女性のボディが生み出す刺激的なコントラストを楽しむ。
まずは、ぱりっとしたオックスフォードシャツと男性用のコロンから試す
- ちゃめっけのある、ガーリーな女性(ナタリー・ポートマンなど)
由緒正しく、フェミニンで、若い。
シンプルでクラシカルなものを、しかし古くさくない。
- 最先端で走るリスクテイカー(サラ・ジェシカ・パーカーなど)
人々の数歩先を歩いているが、そのうちに一般の人にも影響を及ぼす。
おすすめはできないので、取り入れるなら1点だけ
- 自分のスタイルを貫くロッカー(キャットパワーなど)
余計なものを削ぎ落とした自分を美しく見せるファッションに信念を持っている
ベーシックなアイテムに忠誠心を
重ね着を愛している。
フリンジ付きなど民族性は控えめに
- ハイソサエティの大御所マダム(ディーダ・ブレアなど)
『101匹わんちゃん』のクルエラを彷彿とさせながら滑稽ではない。
とことん洗練され、一切隙のない、完璧な装いを保ち続けることが必要
- 生命力あふれるイタリア女性(クラウディア・カルディナーレなど)
いつだって男より偉く、スタイルとセクシャリティに満ちた存在。
ボリューミーなヘアスタイルとまつげが大事
- 偉大なる影の実力者(マーサ・スチュワートなど)
自分なりのスタイルを確立した「カジュアルエレガンス」
量より質を重んじる
心優しいどなたか、日本人に置き換えてくださいませんか?
そもそも日本では海外ほど過激なパパラッチ文化はないですから、私服やプライベートでのスタイルを知ることができるのは、雑誌やバラエティ番組での私服公開企画だけでしょうか。
なかなかファッション業界での流行りものを作ろう、今年はこれを売ろうというスタイル提唱以外を知ることは難しい状況にあるとも言えます。
それとも私が興味を持たずに生きてきたからですかね?
Chapter5.体の内側から美しくなる
スタイルとは、その人の姿勢や生き方です。
自分のすべてに興味を抱き、長所や短所を愛し生かしてこそ追求できるのです。
新しいファッションアイテムを買うよりも、その方がずっと効果的です。
正しい姿勢と合った靴で美しく歩く。
肌、顔、髪、今の自分を慈しみ、愛する。
表情や所作に美しさが出るというのは日本人にはとても分かりやすいですね。
ただ自分の魅力が把握できていないから、自分に似合うものも分からないわけで、そんな状態で自分のことを愛せるのかは難しいと思います。
Chapter6.女性に必須の10アイテム
TV番組でも有名なティム・ガンの十八番ですね。
- トレンチコート
- スウェットの代わりになる服
- ブーツ、パンプス、バレエシューズ
- 形のいいジャケット、場所を選ばないトップス
- シグネチャージュエリー
- 下着は武器
- デイドレス
- アフター5ルック
- 新しくて安い、最先端のトレンドアイテム
- デニム
うーん、あの番組自体は見ていて面白かったのですが、微妙に変わっていてイマイチピンときません。
こちらの方がまだしっくりくるかな。
昔ながらのお気に入りを選ぶのではなく、似合っているかということを重要視することが大事なんですよね。
自分で何が似合うかを自覚するということ。
Chapter7.いざ!ショッピングへ
ここではさまざまなショッピングのうえで注意する点が書いてあります。
大型ショッピングセンター、デパート、高級ブティック、アウトレット、ヴィンテージ、インターネットショッピング。
なんとH&Mは固有名詞を挙げて、注意を呼びかけています。
恐るべしファストファッション!!
Chapter8.”イットバッグ”にさようなら!
この章では、大きな影響力を持つ小物(バッグ・靴・ストール・香水)に関してのアドバイスがまとめられています。
そもそも”イットバッグ”が何かも知らなかったです…
Chapter9.特別な日の装い
ハリウッドスターがレッドカーペットを歩くようなものがフォーマルなわけじゃないですよ、って当たり前です!!
そもそも一般庶民の私には、パーティーなんて無縁ですし。
私の人生にあとどのくらいフォーマルな装いを求められる機会があるだろうか
弟妹の結婚式、娘たちの入学卒業、お葬式、これらは手持ちのものでなんとかなるかな。
(色)留袖をレンタルというのも可能性が高そう。
一番気を使うのは、父母会役員として列席する入園式、卒園式だったりします。
しかし、残念ながらここにその答えは載っていませんでした。
Chapter10.自分を磨きつづけるためのアイテム
スタイルとはあなた自身を表すものです。
スタイルはあなたが暮らす文化と切っても切れないものであり、見たり、読んだり、聞いたり、食べたり、嗅いだりすればするほど、あなたの世界は豊かになっていきます。
ここでは自分自身を豊かにするために、映画、本、香り、ファッション用語から学び続けることを勧めています。
映画は具体的に32本の題名が挙げられています。
また、この書籍は全編をわたって注釈がかなり多く、たくさんの人物やファッション用語を学ぶことができます。
所感
私があまりにファッションに関して疎かったからか、情報の多さに頭がパンクしました。
分からない単語や人名が出るたびにネット検索…
正直なところ、第4章以降は飛ばし読みしてしまいました。
しかし、自分自身を見極め豊かにしていくためにも、インプットとスクリーニングが必要なことを説いているのはティムも変わらないようです。
もう少し時間をおいて、満腹感が治まったらもう一度ゆっくり調べながら読み込みたいです。
それにしてもレビュー書ける人って本当にすごいですね。
感想とも要約とも全然違いますよね。
とりあえず読み途中のこれをまた読み始めよう。
経年劣化ではない老いを愉しんでいけますように☆
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