厄除けに行ってきました〜大山阿夫利神社〜
遅まきながら初詣を兼ねて、厄除け祈願に行ってきました。
昨年は寒川神社でしたが、今年は大山です。
大山阿夫利神社
駐車場からケーブルカーの駅まで続く「こま参道」の362段の階段がネックではあったのですが…
昨年50年ぶりにリニューアルした新しいケーブルカーに乗りたかったのです。
こちらは真ん中の大山寺駅ですれ違う直前の写真。
ケーブルの両端に車両が付けられお互いを引っ張り合う形で運行されるため、必ず真ん中の駅ですれ違います。
(つるべ式というらしい。)
長さ786m、高低差278m、最大勾配25%超を6分かけて登っていきます。
運賃は片道630円、往復券だと1100円になります。
ちなみにPASMOやSUICAなどの電子マネーもご利用できます。
終着駅の下社駅を降りるとこの見晴らし。
遠くには江ノ島はもちろん、天気の良い日にはスカイツリーが見えることもあるとかないとか。
実は本殿はここからさらに徒歩1時間半ほど登った標高1251mの山頂にあります。
しかし、下社でさえこのように雪が残っている状況ですし、こま参道の階段ですでにやられる予定だったため山頂まではいきませんでした。
(予想通り運動不足が祟って、階段途中で何度も息を切らし、次の日はふくらはぎと太ももの筋肉痛が辛かったです。)
30分ほどお茶屋さんや客殿でお茶をすすって祈祷の順番を待ち、無事御札を授かってまいりました。
祈祷料4500円プラス、御朱印代300円でこちら。
寒川さんの時は、祈祷料3000円で御札のほかに八方除け9枚1セットとお守り、お神酒までもらえて、御朱印は祈祷を受ける場合は無料で書いていただけました。
大事なことは厄年を無事に過ごすことができるかということではありますが、なんだかちょっと腑に落ちない感じ。
祈祷の最後には宮司さんから「日本遺産登録に際して信仰参拝への感謝」の言葉がかけられましたが、なんだか観光寄りになりすぎているような気がして残念でした。
妹が巫女のバイトをしていたりと思い入れがあったので、少し寂しい気持ちに…
とは言うものの、結局自分もケーブルカー乗りたさに大山参拝を選んだので何も言えません(笑)
日本遺産『大山詣り』
ところで、昨年日本遺産に認定された『大山詣り』ご存知ですか?
そもそも、日本遺産ってなんだって話なんです。
「日本遺産(Japan Heritage)」について|文化庁
地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定するものです。
ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形の様々な文化財群を、地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより、地域の活性化を図ることを目的としています。
平成32年までに日本全国に100の登録を目指しているそうです。
地域活性化と海外からの観光客の誘致を合わせて行ってしまいましょうってことですね。
実際に海外から旅行にくる方々がこの「日本遺産」を参考にして、旅行先を選択するとは思えないですが、広報活動としてはどのように展開されているんでしょうね。
各地方自治体にこの「日本遺産」の名称を使っていいですよ、というだけで丸投げだとしたら効果はなさそうですね。
で、この「日本遺産」に登録された『大山詣り』とは、「江戸庶民の信仰と行楽の地〜巨大な木太刀を担いで『大山詣り』〜」というストーリーだそうです。
その昔、源頼朝が大山に刀を納めたことに習って、大山講に訪れる際に巨大な木製の大太刀を皆で担いで江戸から参拝に訪れたそうなんです。
江戸時代には年間20万人が講を組んで参拝に来たそうで、大変な賑わいだったそうです。
また、「富士に登らば大山に登るべし、大山に登らば富士に登るべし」と富士山との「両詣り」などもされていたんだとか。
昔から一種の祭のような、観光名所だったんだと分かって一気に先の件は腑に落ちました。
今年も1年家族が元気に過ごせますように☆