女は生涯、いち女子だろうか
タイトルでお分かりになった方もいらっしゃるかと思いますが、こちらを読みました。
死ぬまで女でありたいとは思うけれど、女子でいたいとはかけらも思っていなかった私。
いや、もはや女子ではないから「女子でいたい」とは思っていなかったのかもしれない。
そして、「女子でいたい」と打とうとしたら「女子で痛い」になんども誤変換してしまって機械にすら女子は痛いと思われているのかと笑えた。
内容については、だいたいが共感できたけれど、やはり専業主婦歴10年以上の私には触れられない部分が多い。
ので、本当に触れない。
ただ、女子会って本当に誰が言い出したのか知らないけれど、なぜ『女子』を使ったんでしょうね。
「ガールズトーク」から引っ張ってきたんでしょうか。
そして『生涯、いち女子』なれば井戸端会議も茶飲み友達までもがよもや女子会。
なんだそれ(笑)
ところで、この本の中で(元ネタはブログらしいですが)結局触れておきたい所がありました。
私たちはいつからか、相手の性格を理解し、上手に話をする努力をするようになりました。それについて話し合ったことはありませんが、地雷になるポイントをお互いが把握した実感がありました。父の間違いを直接的に指摘すれば激昂して話し合いにならないこと。父の言葉に言質をとったつもりになったところで、その先の担保にはならないこと。私の物言いには棘があること。父の言葉が皮肉に聞こえても、ベースには心配と愛情があること。
ふたりが楽しく一緒にいられるのは、三時間まで。
これは、作者ジェーンさんのお母さんが亡くなったあとの、お父さんとの微妙な関係性を記した箇所なのですが…
私と夫そのものでした。
どこをどうとっても私たち夫婦の関係を的確に記してあります。
勝手に推測するに、定年退職後の父と母のようにも感じます。
そして、24歳から今に至るまでお父さんとこんな風に、気を使い合い、ときにぶちまけ、冷戦状態になったり、四つに組んだり…と生きてきたのなら他の男性とも親密な関係を築いていくことは難しかったのではないかと思いました。
ほんっとうに、余計なお世話ですけどね。
最後に、本の裏表紙には『未婚のプロ』との見出しが。
星野さんの可愛い『プロの独身』が流行っている現在、ジェーン・スーさんがどんな風に毒づいていらっしゃるのかブログを覗いてみたく、また、新作を読みたくなりました。
と思ったら、大ファンだったご様子。
あれ?「逃げ恥」でキュンキュンするのは私の中の、女子性が刺激されているからなのかな?
いや、夫も毎週楽しみに、もはやこのドラマを励みに1週間頑張っているとしか思えないほどのハマり様だしな…(夫は火曜定休なのでとくに)
内在するならばきちんと露出管理できますように☆